キハダマグロの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | キハダマグロ |
分 類 | スズキ目サバ科マグロ属 |
学 名 | Thunnus albacares |
分 布 | 全世界の熱帯・亜熱帯海域 |
形態・特徴
形態
成長が早いので、1年で体長50cm、2年で体長1mにも成長する。マグロの仲間では中型種となり、成魚で全長240cmほど体重200kgにもなる。ただし、日本近海のものはこれよりも小型で全長150cmほど体重70kg程度のものが多い。名前の由来は第2背鰭と尾鰭が黄色、体色も黄色を帯びることによる。(キハダ=黄肌)
異名
イエローフィンツナ
アヒ(ハワイでの呼び名)
特徴
全世界の熱帯・亜熱帯海域に分布するが、地中海域、日本海域には分布しない。水温18度~30度を好み、外洋の表層を群れで遊泳する。日本近海では季節的な南北の回遊を行なっている。
世界的に見るとマグロの仲間で漁獲量が最も多いが、日本での流通量はメバチマグロに続いて多い。乱獲のため、個体数は減少しているが、成長が早いのでそこまで危惧されていない。
キハダマグロはハワイではahi(アヒ)と言い、ハワイのご当地グルメ「アヒポキ」の材料として使用される。身は本マグロなどと異なり、頭から尾の近くまで均一の赤身。
旬
6月〜11月
多く含む栄養素
高タンパク、低脂質。キハダマグロはマグロの中でも脂肪が少なくダイエット時には嬉しい食材。カルシウムなどミネラル類豊富に含まれるが、特に注目したいのが鉄分。キハダマグロは豊富に鉄分が含まれており、鉄分が不足しがちな女性にぜひ食べてもらいたい魚。また、ビタミン類ではナイアシンとビタミンB12が多く含まれているのも魅力。ナイアシンは皮膚粘膜の働きを高める効果、ビタミンB12はヘモグロビン生成を補う働きがあるとされている。脂肪分にはDHA、EPAを含む。
食感
さっぱりとした味わい。油やバターと相性が良い。
調理法
刺身
刺身
あっさりとした味わいだが、刺身も美味。
焼く
ムニエル
塩コショウをした切り身に小麦粉をまぶし、油をひいたプライパンで焼く。バターと醤油でソースを作り、かけて食べる。
煮る
食べやすい大きさに切ったマグロを生姜、酒、砂糖、醤油で煮る。