イワシの概要
項 目 | 詳 細 |
---|---|
名 前 | イワシ |
分 類 | ニシン目ニシン亜目ニシン科 |
学 名 | Clupeoidei |
分 布 | 日本全国の沿岸から沖合にかけて |
形態・特徴
形態
イワシはニシン科の魚で、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシなどの総称。イワシ科はなく、それぞれマイワシ属、カタクチイワシ属、ウルメイワシ属となる。
マイワシは20cm前後の大きさ。カタクチイワシはマイワシよりも小さく15cmほどの大きさでイリコやアンチョビの材料に使用される。ウルメイワシは大きな目がうるんでいることが名前の由来。全長は30cmほどとマイワシよりも大きい。
特徴
日本全国に分布し、海面の近くを大群で回遊する。水族館でもイワシの回遊が展示されているところもある。比較的安価な魚で、古くから庶民に愛されてきたが、今では漁獲量が減り、以前のような安価では手に入らない。
イワシの代表選手とも言えるマイワシは漁獲量の約半数を占める。その年によって減少することもあり、そうするとカタクチイワシの漁獲量が増える。カタクチイワシはイリコやアンチョビの材料に使用される。ウルメイワシは大きな目がうるんでいることが名前の由来。昔から目に棒を刺した干物、メザシに加工された。マイワシと比較すると脂が少ない。
旬
マイワシ:5月~10月
カタクチイワシ:9月~1月
ウルメイワシ:12月~2月
多く含む栄養素
一般的に青魚は栄養価が高くヘルシーと言われるが、イワシもしかり。特に脳の活性化に深く関わるとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)や中性脂肪を減少させると言われるEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれる。また、カルシウムも豊富なのが特徴。吸収を助けるビタミンDも含むので効率よく摂取できる。
食感
身が柔らかくとても傷みやすいので、鮮度のよいものを選ぶこと。
調理法
刺身
イワシの刺身
鮮度がよければ手開きをして刺身にすると美味。
煮る
イワシの甘露煮
醤油、みりん、酒、砂糖とたっぷりの刻んだしょうがと一緒に煮込む。
その他
イワシの酢じめ
おろしたイワシに塩をふり、冷蔵庫で1時間ほど締める。表面を拭き取り、その後30分ほど酢で締める。
イワシのマリネ
おろしたイワシに塩をふり、にんにく、あればローズマリーを入れたワインビネガー(酢でもOK)に一晩浸す。