アサバガレイの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | アサバガレイ |
分 類 | カレイ目カレイ科シュムシュガレイ属 |
学 名 | Lepidopsetta mochigarei |
分 布 | 福井県付近から北の日本海沿岸、宮城県付近から北の北西太平洋沿岸、北海道沿岸 |
形態・特徴
形態
水深50m~100mの砂泥地に生息する底生魚。体長は大きいもので40cmになるが、成長は遅く、1年で6cm、3年で18cm、5年で25cmとゆっくりと成長する。
特徴
産卵期に内湾の浅瀬に集まることから「アサバガレイ」と呼ばれる。目がある側の体色は、茶色、目がない側は白色。ヒラメとカレイはよく見た目が似ているが「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、目を上にして並べると、ヒラメは頭が左に来て、カレイは頭が右にくる。すなわち、カレイの両目は体表面の右側についていることになる。(ヌマガレイだけは例外的に両目が左にある)
冬から春にかけて北海道などから大量に捕獲され、安価ながら美味。スーパーなどでは近縁種のシュムシュガレイが「アメリカ産アサバガレイ」として売られていることもある。
カレイは約100種類もあり、日本でとれるものだけでも30種以上ととても種類が多い魚。その中でも浅羽ガレイはスーパーなどでも多く流通するカレイのひとつ。
旬
11月〜1月
多く含む栄養素
カレイは一般的に高たんぱく低脂肪でビタミンB1、ビタミンB2、タウリンを多く含む。ビタミンB1は疲労回復に、ビタミンB2は動脈効果やがん予防によいとされる。また、タウリンはコレステロール低下作用、肝機能向上、視力向上などの効果が期待される。低脂肪なのでダイエット時に向くほか、離乳食、病中・病後食としても重宝する。
食感
クセや臭みの無い白身だが、味に深みがあるわけでもないので一般的に煮付けやから揚げに向いている。刺身で食べられるものは少ない。
調理法
焼く
ムニエル
切身に塩・こしょうを振り、小麦粉をまぶす。フライパンにバターを入れて加熱し、両面ソテーする。
煮る
煮付け
切り身を湯通しし、ぬめりを落として、酒・砂糖・醤油でこってりと煮付ける。
揚げる
唐揚げ
切り身に片栗粉をつけ、二度揚げする。