ブリ

ブリの概要

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項  目詳  細
名  前ブリ
分  類スズキ目アジ科ブリ属
学  名Seriola quinqueradiata
分  布日本各地の沿岸、南は東シナ海、北はカムチャッカ半島、東はハワイまで北大西洋に分布

形態・特徴

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形態

全長1mを超えることも少なくない。

異名

富山県から関西地方では、年末年始にブリを食べる風習があり、これを年取り魚と呼ぶ。

特徴

季節によって生息するエリアを変え、春~夏にかけては沿岸域を北上、初冬~春には南下する。
旬は脂が乗る冬。これは産卵期前で体に脂肪を蓄えているため。冬のブリは「寒ブリ」とも呼ばれ、独特の風味があり味がとてもよい。
天然ものの国内の主な産地は、長崎県、北海道、石川県、島根県、鳥取県、千葉県。
養殖は鹿児島県、愛媛県、大分県、長崎県、香川県、熊本県に多い。養殖ものは年間を通して味が安定。一方、天然ものの寒ブリは高級品となるが味がとても良い。

12月〜3月

多く含む栄養素

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良質なタンパク質を多く含む。脂が多く、DHAやEPAを含む多価不飽和脂肪酸を多く含み、脳の活性化、悪玉コレステロールや中性脂肪の減少、血栓を防ぐ働きなどが期待できる。ちなみに天然ものよりも養殖ものの方が脂肪分は多い。また、不眠症、疲労感をやわらげる働きなどがあるビタミンB1、ビタミンB2も多いのが特徴。

食感

養殖ものは年間を通して脂がのる。熱を通しても身が締まり過ぎない。
身がふっくらとして張りがあるもの。血合いが鮮やかで赤いものを選ぶとよい。

調理法

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煮る

ブリ大根
ブリのあらと大根を醤油、酒、みりんでじっくりと煮込む。長時間煮込むと骨まで味わうことができる。

その他

刺身、焼き物、汁物、鍋の具材によく使われる。あらからはよいだしが出る。