スサビノリの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | スサビノリ |
分 類 | ウシケノリ目ウシケノリ科アマノリ属 |
学 名 | Pyropia yezoensis |
分 布 | 日本各地で養殖 |
形態・特徴
形態
高さ5cm~20cm、幅2cm~8cm。
異名
荒び海苔
特徴
食用のノリにみられる、葉っぱのような体を「葉状体」と呼ぶ。天然物は夏から秋にかけて暑さに強い「糸状体」になって乗り切り、寒くなる秋頃に糸状体から殻胞子を放出し、葉状体を形成したのち、晩秋から初春を迎える。
養殖では糸状体が貝殻などに長い穴を開けて中に潜り込む性質を利用して、ノリの糸状体を牡蠣の貝殻に入り込ませ、それを種付けとして使用している。
昔はノリ養殖の主流はアサクサノリだったが、繁殖力が強く、生育が早いスサビノリが今では主流になり、全国的に養殖されている。板海苔のほとんどが改良されたスサビノリで作られている。
旬
12月〜3月が最盛期となる。低温を好むので、早春に姿を消してしまう。
多く含む栄養素
タンパク質、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC
食感
板海苔はあぶるとパリパリの食感。生海苔はぬるぬるとしている。
調理法
煮る
ノリの佃煮
初冬から春に入荷する生海苔をみりん、酒、醤油などの調味料で汁気がなくなるまで煮る。
揚げる
ノリの天ぷら
ノリの水気をよく切って天ぷらにすると、磯の香りとサクサクの食感が同時に楽しめる。
その他
焼きノリや味つけノリなどの板海苔は、お米との相性が抜群。おにぎり、巻き寿司などに使われるほか、焼きもちをくるんだり、せんべいやあられにも使われたりする。中華そばなどに浮かべてもよい。
また、細かく帯状に切ったきざみ海苔は、ちらし寿司やそばなどのトッピングにも使われる。