スルメイカの概要
分布キーワード:北太平洋
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | スルメイカ |
分 類 | ツツイカ目アカイカ科スルメイカ属 |
学 名 | Todarodes pacificus |
分 布 | 日本列島沿岸を中心とした北太平洋海域 |
形態・特徴
形態
ヤリイカと同じくツツイカ類なので体は細長い円錐形。約30cmほどまで成長する。体長は雌の方が大きく、雄が小さい。
特徴
本来スルメイカは日本列島周辺の海域の固有種。日本のイカ漁獲量の大半がスルメイカで、世界的に見ても、スルメイカの最大消費国、最大輸出国が日本となっている。イカの中でも価格が最も安く、日本人にとって一番馴染みが深い。孵化してから成長し、産卵するまでが1年。スルメイカは産卵すると死んでしまうので、寿命は1年となる。
旬
ほぼ通年。春から夏に生まれるイカ、秋に生まれるイカ、冬に生まれるイカの3つのタイプに分かれる。
その他
内臓などを取り除き、天日で干したものをスルメと言い、日本では古来から朝廷への貢物として献上されてきた。ただ、スルメはスルメイカだけでなく、ヤリイカなどを天日干ししたものもスルメと呼ばれる。また、塩辛に使えるワタはスルメイカのみとなる。鮮度のよいスルメイカで手作りする塩辛は絶品。
多く含む栄養素
良質のタンパク質を多く含み低カロリー。また、コレステロール低下作用、肝機能向上、視力向上などに良いとされるタウリンも豊富。肝にはビタミンAが豊富。ビタミンAは眼精疲労や視力低下を軽減し、肌荒れや風邪の予防効果があるとされる。
食感
生で食べると程よい弾力と硬さ。熱を通すと身が硬く締まる。
調理法
刺身
胴部分とエンペラの皮を剥き、拍子切りにする。
焼く
焼きイカ
内臓を取り除き、グリルで焼く。醤油に漬け込んでから焼くのも美味。
煮る
スルメイカとサトイモの煮物
イカは胴部分を1cm程度の輪切りにする。サトイモは皮を剥き、下ゆでする。鍋にだし汁と醤油、日本酒とみりんを煮立てて、サトイモとスルメイカを入れて煮込む。
揚げる
イカリング
胴部分を輪切りにし、塩・コショウをして衣をつけてフライにする。