ブラックタイガーの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | ブラックタイガー |
分 類 | 十脚目クルマエビ科ウシエビ属 |
学 名 | Penaeus monodon |
分 布 | 東京湾以南の太平洋側。台湾、中国南部、東南アジア、オーストラリア、アフリカなど |
形態・特徴
形態
クルマエビ科の中でも最も大きくなる種で、成体は30cmほどになるものもいる。
浅い海の砂泥底に生息するが、個体数が少なく、天然もののブラックタイガーが店頭に並ぶことはまずない。店頭に並ぶのは養殖もので各地で盛んに養殖がなされている。輸入もたくさんされており、主な輸入元はインドネシア、インド、ベトナムとなっている。近年ではブラックタイガーよりも養殖しやすいバナメイエビの養殖量が増え、輸入量も押され気味である。
ブラックタイガーは生の状態だと黒っぽいが、熱を加えるとピンク色に変色する。国内では国産クルマエビより安い価格で流通するものの、うまみが強いため他種よりも高級。和・洋・中と、さまざまな料理に利用される。
異名
ウシエビ(牛海老)とも呼ばれ、大きくなることから牛に例えられたという。
特徴
体全体がグレーでぼんやりとした黒い縞模様がある。クルマエビに似ているが、クルマエビは体色が青灰色か淡褐色で、はっきりとした黒い縞模様があることで区別ができる。
旬
インドネシアなどから輸入されてきているものがほとんどを占めるため、通年で手に入る。
多く含む栄養素
エビ類は高たんぱく、低脂質、低糖質が特徴だが、ブラックタイガーもタンパク質が多く含まれ、脂質は少ない。ダイエットをしている人、体に筋肉をつけたい人には嬉しい食材。また、抗酸化作用を持つビタミンE、骨を丈夫にするカルシウムも豊富に含まれる。
食感
身は締まりがよく、甘みが強い。熱を加えた方が身のうまみと歯ごたえが増す。
調理法
炒める
エビチリ
ピリ辛のチリソースとエビの甘みがベストマッチ。
揚げる
エビフライ
瞬時に火を通すことでエビの風味が最大限に楽しめるので、クルマエビに引けを取らない美味しさを堪能できる。
エビの天ぷら
エビフライと同じく、独特の風味とプリっとした食感が楽しめる。