シイラの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | シイラ |
分 類 | スズキ目シイラ科 |
学 名 | Coryphaena hippurus Linnaeus |
分 布 | 熱帯・温帯海域に分布。日本では暖流の影響が強い海域 |
形態・特徴
形態
世界中の暖かい海域に生息する大型の回遊魚。大きいもので体長2m、体重40kgにもなる。体色は銀色で金色の斑点があり、全体的に青や緑のグラデーションがかっている。水揚げされる時に様々な色に見えることから虹の魚とも呼ばれる。雄は成長するにつれ、額がどんどん隆起し、特徴的な姿になる。
異名
マヒマヒ(ハワイでの呼び名)
特徴
一見、白身魚と思われがちだが、シイラは青魚で赤身魚。淡白な味わいなので、白身魚と同じように食べることができる。多くの国で食用となっているが、日本、特に関東地方ではあまり食べられていない。一方では四国・九州地方の一部では大衆魚として扱われているところもあり、特に高知県ではご当地メニューなども開発されている。古くからの慣習により忌み嫌う地域もあれば、縁起物として扱われる地域もあるという特徴を持つ。また、ハワイでは高級魚「マヒマヒ」として知られる。ハワイの他にもアメリカや地中海のマルタ島でも食用として人気がある。
旬
春から夏
選ぶときのポイント
鮮度が落ちやすいため、水揚げ後すぐに活き締めにして血を抜いたり塩をふって締める必要がある。
多く含む栄養素
ビタミンB12、ビタミンB1、ビタミンD、ビオチン、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などを含む。ビタミンB12は貧血を予防し、神経機能を正常に保つのに効果があるとされている。
食感
クセがなく淡白な味わい。厚みがあり、食べごたえがある。熱を通しても身が硬く締まり過ぎることがない。
調理法
刺身
脂肪分が少ないシイラだが、秋から冬にかけては脂がのり、刺身にしても美味しい。旨味と甘味があるやさしい味わい。
焼く
シイラのムニエル
3枚におろして皮をひき、塩・こしょうを振る。小麦粉をまぶして油をひいたフライパンで両面を焼く。仕上げにバターを入れ、風味をつける。
揚げる
シイラのフライ
3枚におろして皮をひき、塩・こしょうを振り、小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけ、高温の油で一気に短い時間で揚げる。