ノドグロの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | ノドグロ |
分 類 | スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属 |
学 名 | Doederleinia berycoides |
分 布 | 太平洋西部、日本から東南アジア、オーストラリアまで幅広く分布し、日本では日本海沿岸と南の太平洋沿岸域に生息。 |
形態・特徴
形態
体長は大きいもので50cm、市場に出回るのは20cm~40cmが多い。体色は全体的に赤みを帯びているのが特徴で、「ノドグロ」という名前の由来どおり口の中の奥は真っ黒。
異名
アカムツ(北陸から山陰地方周辺以外の地域)。アカムツの「むつ」は「脂っこい」という意味の「むつっこい」、「むつこい」から。
特徴
日本では日本海沿岸と南の太平洋沿岸域に生息するが、特に新潟県から長崎県辺りまでの日本海側で多く漁獲され、北陸から山陰地方の特産品としても知られる。
ノドグロは1kgあたり2000円以上ともする高級魚として有名。「白身のトロ」と言われるほど脂が乗っている。生息する水深はだいたい100m~200m。
旬
晩秋から冬、産卵期の7~8月と、ほぼ通年で楽しめる。
多く含む栄養素
滋養がつく魚としても知られるほど栄養価が高い。特に脳の活性化によいとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)や中性脂肪を減少させると言われるEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富。ほかにも抗酸化力が高く、免疫を正常に保つ効果が期待されるビタミンA、血圧を下げる効果があるとされるカリウム、丈夫な骨を作るカルシウムなどを含む。
食感
脂を多く含む白身魚。しっとりとしていて、火を通しても柔らかい。
調理法
煮る
煮つけ
水洗いをし、湯通しして冷水でぬめりなどを落とした後、鍋に水、酒、醤油、しょうがを入れて煮込む。甘みをつけたいときは砂糖やみりんを加える。
焼く
多めに塩をふり、1時間程度置いてから焼く。適度に水分が抜け、脂の旨味が凝縮される。