イセエビの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | イセエビ |
分 類 | イセエビ科イセエビ属 |
学 名 | Panulirus japonicus |
分 布 | 日本の千葉県房総半島から鹿児島までの太平洋沿岸と九州西海岸 |
形態・特徴
形態
体長20cmから30cmほどの大型のエビで大きいものは約50cmになるものもあり、高級食材として扱われる。曲がった腰と長いひげを持つことから健康長寿の象徴と言われたり、30回も脱皮を繰り返して成長することから立身出世を表したり、赤い甲羅に覆われた姿から縁起が良い食材とされ、祝いの席のメニューとして使われることも多い。
特徴
主な産地は三重県、千葉県、和歌山県、静岡県、徳島県など。以前、漁獲量1位は三重県だったが、近年は千葉県が1位となっている。あまり知られていないことだが、イセエビは触覚の根元をすり擦り合わせて「ギーギー」と鳴く。この音で天敵のタコを威嚇することもある。また、天敵のタコを餌とするウツボと共生することもあるが、殻が柔らかい小さなイセエビはウツボに捕食されてしまうこともある。その他集団行動をすることも特徴で産卵場所に移動するときも、みんなで一列に並んで移動する。
旬
秋から冬。産卵期の初夏~初秋は資源保護のために禁漁期間が地域ごとに設けられている。
多く含む栄養素
他のエビ類と比較してもビタミンEが多く含まれる。ビタミンEは細胞が酸化するのを抑制する「若返りのビタミン」ともいわれる。他にも疲労回復によいとされるアルギニンや悪玉コレステロールを減らすといわれているタウリンも豊富に含む。
食感
プリっとした弾力のある食感で身は甘く、味が濃い。
調理法
煮る
ゆでイセエビ
シンプルだがとても美味。味噌をつけて食べてもよい。
イセエビの味噌汁
鍋に水とわかめなどの具材を入れ煮立て、味噌をとく。そこに半分に切ったイセエビの頭を入れ弱火で再び煮立てる。
焼く
姿焼き
まるごと焼いてもよいが、を半分に切り、身を上にして鉄板などで焼き上げると見た目もよい。