ワカサギの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | ワカサギ |
分 類 | キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属 |
学 名 | Hypomesus nipponensis |
分 布 | 島根県以北の日本海側、茨城県以北の太平洋側 |
形態・特徴
形態
体長は15cmほどで細長い。「わか」は若い、「さぎ」は小魚、細魚を意味する。新鮮なものは輝くような銀色をしている。卵は直径1mmぐらいで護岸や淡水の草木などに産み付ける。底生性の昆虫や動物プランクトン、稚魚、魚卵などを捕食する。
異名
山陰地方はアマサギ、北陸ではソメブリなどと呼ばれる。
特徴
氷の穴に釣り糸を垂らして釣るワカサギ釣りは冬の風情ある光景のひとつ。
河川を下って海で育ち、産卵のために河川を遡上する「両側回遊型」と河川などで一生を過ごす「陸封型」がいる。また、少し水質が悪いところでも生息できるため、山中湖や諏訪湖など、内陸部の湖でも生息することができる。寿命は1年とされるが、中には2~3年生きる個体もいる。
茨城県の霞ヶ浦、島根県の宍道湖や滋賀県の琵琶湖が名産地として知られる。
旬
10月〜3月、特に3月くらいのものは脂がのっていて美味。
多く含む栄養素
頭からまるごと食べられることもあって、カルシウムを多く摂取できる。その他にも疲労回復によいとされるカリウム、貧血によいとされるビタミンB12も多く含む。また、免疫力に関係するとされる亜鉛も豊富。
食感
淡泊で上品な味わい。内臓も一緒に食べる。小さなものは骨も柔らかく食べやすいが大きいものは骨が少し硬く感じられることもある。
調理法
煮る
甘露煮
塩をふって10分くらいおき、水で洗って、酒、砂糖、醤油で15分ほど煮る。
揚げる
天ぷら・唐揚げ
秋に捕れるワカサギは小ぶりなのでまるごと食べても柔らかい。特に天ぷらや唐揚げにして食べると美味。
南蛮漬け
鍋に醤油・酢・みりん・昆布・水・唐辛子を入れて、南蛮酢を作り、唐揚げにしたワカサギを漬け込む。