ネズミザメ(サメ)の概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | ネズミザメ |
分 類 | ネズミザメ目ネズミザメ科ネズミザメ属 |
学 名 | Lamna ditropis |
分 布 | 北太平洋からオホーツク海 |
形態・特徴
形態
全長3mほどあり、太平洋北部の亜寒帯海域でみかける。尾びれの三日月形、尾柄に2本の隆起線があるのが特徴。
異名
東北地方ではモウカザメ(毛鹿鮫)とも呼ばれる。広島ではサメを使用した料理を「ワニ(鰐)料理」と呼び、昔から親しまれている。
特徴
ネズミザメは日本だと東北地方で漁獲されるが、特に気仙沼は有名な産地として知られる。
食材としても使用されるが、肉には尿素が含まれている。そのため、死ぬと急速にアンモニアに分解されてアンモニア臭が生じることから、新鮮なうちに食用とすることが第一条件となる。
そして、サメを食べると言えば外せないのが「フカヒレ」。「フカ」とはサメのことを言うので、「フカヒレ」=サメのひれ。中華料理の高級食材として重宝され、ネズミザメやヨシキリザメなどが用いられる。身ははんぺんや蒲鉾などの練り物に使用されることが多い。
旬
4〜7月
その他
サメ類は世界で約540種ほどいるとされている。そのうち人間に危害を与えるどう猛なサメは全体のおよそ6%、20〜30種類。日本周辺では約120種のサメがいて、注意が必要なのはホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメの3種となる。
多く含む栄養素
サメはDHAやコンドロイチン、グルコサミンやコラーゲンなどを含み栄養価が高い。肝臓から抽出した肝油は肝油ドロップの原材料となっている。肝油にはビタミンAとビタミンDが含まれ、なかでもビタミンAは皮膚や粘膜の代謝に関わるとされていて、目や肌によいとされている。ただ、脂溶性ビタミンなので食べすぎには注意が必要。
食感
肉質はとても柔らかく、しっとりとしている。臭みも少ない。
調理法
刺身
刺身
鮮度のよいものは刺身としても食される。
焼く
ソテー
身に塩・こしょうを振り、バターを熱したフライパンでソテーする。