トビウオ

トビウオの概要

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項  目詳  細
名  前トビウオ
分  類ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属
学  名Cypselurus agoo
分  布太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から温帯の海、日本列島周辺でも北海道~屋久島まで広い範囲に分布

形態・特徴

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形態

トビウオはトビウオ科の全種を指す。体の背は青色、腹は白色、胸鰭がとても大きく発達しているのが特徴。日本列島周辺では北海道~屋久島まで広い範囲に分布していて、約20種存在する。トビウオはその名の通り、水面近くを飛行する。胸鰭と腹鰭を広げて飛行する姿はまるで翼を広げたグライダーのよう。滑空距離は優に100mは飛び、中には500m近く飛ぶものもある。また、空中滑空時は時速50~70kmといわれる。

異名

あご

特徴

食用になるトビウオはハマトビウオ、ツクシトビウオ、マルトビウオ、トビウオの4種。ハマトビウオは大型で50cmほどに成長するものもいて、値段も高い。主な漁場は九州南部から四国沿岸の太平洋、伊豆諸島など。ツクシトビウオは中型で体長は35cmほど。主に高地や和歌山、山陰が漁場となっている。
九州北部から日本海側ではトビウオのことを「あご」と呼び、出汁として使われていることが多いが、他にも刺身や焼き魚、すり身にした加工品としても多用されている。中でもすり身を香ばしく焼き上げたちくわ「あご野焼」が島根県の名産品として有名である。

旬は種類によって異なるがハマトビウオは春で「春トビ」、ツクシトビウオは夏に獲れるので「夏トビ」と呼ばれる。

多く含む栄養素

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活性酸素を抑え、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるビタミンEや、二日酔いを予防する効果が期待できるナイアシンも多く含んでいるので、お酒のお供にもうってつけの魚。

食感

上品な味わいの白身で脂が少ないが、旨味が強い。

調理法

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刺身

刺身
新鮮なものは刺身でも美味。サンマやイワシのような青魚特有の生臭さはない。生で食べるのであれば、からし酢味噌で和えたものも美味しい。

焼く

焼き魚
シンプルな塩焼きも美味しい。ただし脂が少なく、焼きすぎるとパサパサになるので注意が必要。