ヒロメ

ヒロメの概要

分布キーワード:
項  目詳  細
名  前ヒロメ
分  類コンブ目チガイソ科ワカメ属
学  名Undaria undariodes
分  布太平洋岸中部(千葉県)~和歌山県

形態・特徴

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形態

平面的で広い葉が特徴で中央に1本の葉脈があり、1m前後の大きさになる。ワカメによく似ているが、葉の端にあまり割れ目がなく、楕円形でうちわの形に似ている。また、ワカメのように胞子嚢子葉、いわゆるメカブを形成しないところも異なる。

異名

ひとはめ

特徴

岩の上に生息し、特に湾入部分に多く見られる。分布域が日本でも限られているのでワカメほど知られていない。

収穫期は12〜4月。ワカメよりも暖海性で春から初夏に繁茂する。和歌山県の紀南地方では、春を告げる海藻として知られる。

選ぶときのポイント、その他

生で売られているものは透明感のある茶褐色のもの。他には乾燥や塩蔵したものなどが販売されている。

多く含む栄養素

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フコイダン、フコキサンチン、ポリフェノール、タンパク質、脂質、食物繊維、カリウム、カロテン、ビタミンK、アルギン酸など。血糖値上昇抑制作用、血圧上昇抑制作用、肝機能改善作用、抗がん作用、抗酸化作用に効果があるとされている。

食感

やわらかくてトロミもあるが、シャキシャキとしている。味わいはワカメに近く旨味があるが、ワカメと比べると淡白でさっぱりとしている。

調理法

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煮る

徳島では春になるとヒロメとカサゴが採れるので、いっしょに醤油、みりん、酒で煮る。さらにタケノコなども一緒に煮込むとさらに美味しい春の味わいに。

その他

淡白な味なので、色々な料理に向く。ワカメと同じくみそ汁の具として、他にもサラダ、酢の物、炊き合わせ、鍋物など。

ヒロメの塩ゆで
生のヒロメを塩を少量加えたお湯で湯通しし、細かくたたく。好みでかつお節やごまを乗せて食べると美味。
ヒロメのしゃぶしゃぶ
お湯にヒロメをくぐらせ、一瞬で鮮やかな緑色になったところでポン酢をつけて食べる。見た目も楽しめるため人気の一品。