マアナゴ(アナゴ)

マアナゴの概要

分布キーワード:, ,
項  目詳  細
名  前マアナゴ
分  類ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属
学  名Conger myriaster
分  布北海道以南の日本列島、および朝鮮半島、東シナ海、台湾

形態・特徴

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形態

ウナギ目に属する海水魚。ウナギ目は他にもウナギ、ハモ、ウツボ、ウミヘビなどがいる。アナゴ科には他にもクロアナゴや水族館で見られるチンアナゴもいるが、日本ではアナゴというと「マアナゴ」のことを指す。アナゴは狭いところを好む性質があり、穴に潜り込む性質があることから「アナゴ」と呼ばれる。雄と雌で成長の大きさが異なり、雄は40cmほど、雌は90cmほどに成長する。

特徴

内湾、特に都市部にある湾、東京湾、三河湾、大阪湾、瀬戸内海などに多く生息する。漁獲量が多いのは愛知県、長崎県、兵庫県、島根県、愛知県、福島県、山口県など。

さっぱりとした味わいの6~8月、脂ののった10~12月。

その他

鮨や天ぷらに欠かせない食材で西日本では焼きあなごがポピュラー。広島の名物・あなごめしも人気がある。鮨のネタとしては関東は煮あなごが主流、関西では焼きあなごが主流。

多く含む栄養素

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マアナゴはウナギほどではないがビタミンAが豊富。ビタミンAには目や皮膚の粘膜を健康に保つ働きがある。粘膜細胞は感染症に対して最初に防御するもので、体内に侵入した菌などに対抗する白血球細胞にもビタミンAは必要なもの。また、ドライアイや夜盲症にもよい。さらに悪玉コレステロールを減少させるオレイン酸も豊富。

食感

熱を通しても身が硬くならずフワフワの食感。大きいものよりも小ぶりのものの方が味がよいとされる。

調理法

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焼く

あなごの蒲焼
マアナゴを開いて素焼きにし、醤油とみりんのタレを塗って焼く。
あなごの八幡焼き
甘辛く煮たごぼうを開いたマアナゴに巻いて焼き上げる。

煮る

煮あなご
マアナゴを開いて塩水で洗い、熱湯に通す。滑りを取り、水に醤油、酒、みりん、砂糖を加えて10分程度煮る。
煮あなごを冷蔵庫で数時間寝かせるとおいしい煮こごりができる。

揚げる

あなごの天ぷら
開いたマアナゴにてんぷら粉をつけ、油で揚げる。