カラスガレイの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | カラスガレイ |
分 類 | カレイ目カレイ科カラスガレイ属 |
学 名 | Reinhardtius hippoglossoides |
分 布 | 北大西洋、北太平洋、北海道、東北地方太平洋沿岸、相模湾、志摩湾 |
形態・特徴
形態
カレイの仲間でも大型になる種。北大西洋、北太平洋の北半球一帯に分布していて、水深200m~1600mに生息する深海魚。中には水深2200mで生息するものもあるという。日本近海では、北海道沿岸、東北地方太平洋沿岸、相模湾、志摩湾などに生息する。
カラスガレイの名前は体の表面、裏面が全体的に黒く烏のような色をしていることに由来する。普段は他のカレイと同じく、有眼側を上にして海底付近で過ごしている。捕食時には他の魚と同じように体を立てて、活発に泳ぎ回り、タラなどの魚やイカ、エビなどの甲殻類も餌として捕食する。
寿命は20年以上と考えられ、5年で全長30cm、10年で60cm、15年で90cmほどに成長する。
脂が多く、価格も安価なので総菜魚として人気の魚。有眼側、無眼側ともに身は厚い。主に冷凍切り身でスーパーなどで並ぶ。
特徴
寿司ネタとして人気のエンガワはアブラガレイと共にカラスガレイのものが多く利用されている。アブラガレイと姿が似ているが、カラスガレイの上眼は頭の真上にあるが、アブラガレイの上眼は右側に寄っているので見分けられる。
旬
国内で漁獲されるものの旬は春から夏にかけて。子持ちガレイは9月~10月の秋。
多く含む栄養素
タンパク質を多く含む。また、コレステロール低下作用、動脈硬化の予防、肝機能強化作用が期待できるタウリンも多く含む。
食感
身は柔らかで脂がたっぷり。
調理法
刺身
鮮度のよいものはトロっとしていて刺身でも美味。
焼く
ムニエル
カラスカレイに塩、こしょうを振り、薄力粉をまぶす。フライパンにオイルを入れ、中火で両面をソテーする。カレイを取り出し、醤油、みりん、バターを溶かしたソースを作り、カレイにかける。
煮る
冷凍の切り身を解凍し、ペーパーなどで水気をよくふき取る。醤油、みりん、酒で濃いめの煮汁を作り、煮る。