サクラエビの概要
項 目 | 詳 細 |
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名 前 | サクラエビ |
分 類 | 十脚サクラエビ科サクラエビ属 |
学 名 | Lucensosergia lucens |
分 布 | 千葉県沖、東京湾、相模湾、駿河湾、五島列島沖、台湾 |
形態・特徴
形態
体長40mmほどの小型のエビで、透き通るようなピンクの体色が特徴。ゆでるとさらに鮮やかなさくら色となるのでこの名がある。
昼間は水深200mほどのところに生息し、太陽が沈むと水深20m~50mほどのところに餌を食べるためにやってくる。そのため漁は夜にサクラエビが海面にやってきたところを狙って行われる。
特徴
サクラエビの産地として有名なのが静岡県の駿河湾。東京湾や相模湾にも生息しているが、静岡県だけが漁業許可を認めているため、国内産は100%駿河湾で獲れる。富士川沿岸での天日干しの光景はまるでピンク色のじゅうたんのよう。太陽の光に照らされることで徐々に赤みとつやが増す。
体表にある発光器官が多ければ多いほど甘みとうまみが強いと言われ、おもにグリシン・タウリンを多く含む。特に駿河湾産は海外産と比べても発光器官が多いため、美味とされる。
旬
旬は春の4~6月と秋の10月~12月ごろ。
多く含む栄養素
殻ごと食べられるのでカルシウムが非常に豊富で殻ごと食べられる。他にもタンパク質やマグネシウム、鉄、リンなどの栄養素も含む。食物繊維も多いので、健康維持に摂りたい。
食感
殻のまま熱を入れ調理をするとサクっとした食感。身は柔らかい。
調理法
揚げる
かき揚げ
塩水で軽く洗った後、水気を拭きとり、小麦粉をまぶす。ボウルに卵と冷水を混ぜ、そこに薄力粉を加えて衣を作り、サクラエビをあえてたっぷりの油で揚げる。殻の香ばしさと身の甘さが味わえる。
刺身
刺身
鮮度のよいサクラエビを塩水で洗い水気を拭きとり、ひげを取り除いて器に盛る。
煮る
煮つけ
塩水で軽く洗い、水気を切る。鍋に醤油・酒・砂糖・みりんを入れて、煮立たせ、サッと煮る。風味が増しご飯のおともに最適。
釜揚げ
塩ゆでしたものはそのまま食べても美味しく、料理にも応用できるためとても便利。