マダコの概要
項 目 | 詳 細 |
---|---|
名 前 | マダコ |
分 類 | タコ目マダコ科マダコ属 |
学 名 | Octopus sinensis |
分 布 | 日本では本州北部以南から九州の沿岸部、東アジアの熱帯・温帯海域の沿岸部 |
形態・特徴
形態
長い腕が8本あるのが特徴。体長は腕を含めて約60cmほど。雄と雌では雌の方が大きい。また、雌の腕の吸盤は小さなものが規則的に並んでいるが、雄は大小、大きさの異なる吸盤が雑然としている。これは縄張りや雌の取り合いで争う時に吸盤を使うためと言われる。
特徴
皮膚全体に色素細胞があり、周りの環境に合わせて体色を変色することができるほか、突起の長さも変えることができるので、岩などに擬態する。昼間は浅い海の岩礁やサンゴ礁、岩間に隠れ、夜になるとエサを求めて活動し、二枚貝や甲殻類などを捕食する。また、外敵が来るとスミを吐いて身を守る。
日本では「タコ」と言えばマダコのことを指すことが多い。
旬
6月~9月
選ぶときのポイント
ゆでダコの場合は皮にハリがあり、色鮮やかで腕がきれいに丸まっているものが鮮度がよい。また、色が赤いものは輸入物でエンジ色は国産。国産の方が味がよいとされる。
多く含む栄養素
低カロリー、高タンパクに加え低糖質。健康に必要なタンパク質は体を動かすエネルギーになるとともに、筋肉や髪、爪などを作る働きもありダイエットにも嬉しい食材。また、抗酸化作用があるとされるビタミンE、コレステロールを消費し、肝機能を高め疲労回復によいとされるタウリンも豊富。
食感
生でも食べられるが塩ゆでした方が歯切れもよくなり、味わいも凝縮される。雌の方が柔らかく、雄は身が締まり、しっかりとした歯ごたえが楽しめる。
食感
生でも食べられるが塩ゆでした方が歯切れもよくなり、味わいも凝縮される。雌の方が柔らかく、雄は身が締まり、しっかりとした歯ごたえが楽しめる。
調理法
煮る
酢の物
ゆでダコを適当な大きさに切り、ワカメなどを加えて酢の物にする。
その他
たこ飯
マダコは生のまま小口切りにし、ゴボウはささがきに、油揚げ、ニンジンはそれぞれせん切りにする。酒、塩、醤油、水を入れ、炊き込みご飯の要領で作る。